福島キワニスクラブ様|震災から15年に寄せたメッセージ

古川 節子 福島キワニスクラブ 理事

あの日から15年、スターリィマンが福島の空に揚げた「希望の風船」

 2011年3月11日の東日本大震災、そして東京電力福島第一原発の事故。あの日を境に、福島の子どもたちの生活環境は劇的に変化しました。避難による別れ、屋外遊びの制限……。成長盛りの中、大きなストレスを抱える子どもたちを前に、私たち福島キワニスクラブは「子どもたちの笑顔を取り戻したい、子どもたちを安全な場所で思いっきり遊ばせたい」という一心で活動を続けて参りました。キワニスクラブは病気や障がいのある子どもたち、保育園や幼稚園の子どもたちのために活動する世界の奉仕団体です。国内をはじめ世界中のキワニスクラブから届く義援金やキワニスドール、文具、生活用品などのほか、遠く宮崎や和歌山からも子どもたちに支援の手が差し伸べられました。そんな中、2012年にはせがわファミリーの皆様との出会いがありました。

 スターリィマンの紙芝居「夢を叶える9つの風船」とともに、県内の保育園や幼稚園を巡った日々。紙芝居を見つめる子どもたちのキラキラとした瞳、響き渡る元気な声。その姿に触れるたび、私たちは「福島の未来は決して暗くない」と確信することができました。

 以来、はせがわファミリーの皆様は、幾度となく福島へ駆けつけてくださいました。2016年に県内の小学校へ届けた福島未来応援歌『きらきら生きる愛の地球』のCD制作、キワニスワンデーへの出演、そして2025年に福島県立医大病院小児科病棟に贈られた温かな壁画(デジタルプリント)など。その一つひとつの活動が、傷ついた子どもたちの心に寄り添い、生きる力を与えてくれました。

 震災当時に小学生だった子どもたちも、今では立派な成人となり、故郷の復興を担う存在となっています。彼らが困難を乗り越えられたのは、はせがわファミリーの皆様をはじめ、多くの人々から注がれた「愛」を肌で感じてきたからに他なりません。

福島の完全な復興には、まだ長い時間が必要です。しかし、スターリィマンが育んでくれた子どもたちの心は、これからも「9つの風船」とともに、福島の希望として大きく成長していってくれるでしょう。

 10年以上に亘る歳月を共に歩み、福島を忘れずに寄り添い続けてくださったはせがわファミリーの皆様に心からの敬意と感謝を捧げます。皆様の活動が、これからも多くの子どもたちに笑顔の花を咲かせ、未来を照らす光であり続けることを、福島キワニスクラブ一同、心より願っております。

福島キワニスクラブを代表して

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